恋愛について>初めて彼女に嫉妬した、愛おしい気持ち。

Ｃase 2　（10）
しばらくは静かに飲んでいた課長と係長ですが、心の遺恨は残っていたようで、話しをつけようと言って店を出て行ってしまいました。店の中じゃないし、まぁ好きなやらせるかな、と思いつつもそうもいかず、面倒くさいけど様子を見に行きました。
何か二人で話しをしている様子で、お互いのＹ子に対する思いを言っていたそうです。

そうすると、元々仲が良い二人だし（この人達も既婚者）Ｙ子がどちらにも興味がない事が判ったらしく素直に諦めましょう、と言う事になったらしいんです。
男って言うのは女に振られると恥ずかしい思いが意固地になって、未練を残したりしますが、対象の女性に複数の人間（この場合は二人ですが）が振られると少しは恥ずかしさが薄れるのか、お互いの傷を舐めあうのか、それとも恥かしさゆえにやせ我慢するのか、その為に次のターゲットに移ろうとするのか、とにかく気持ちよ読まれている二人の行動は店に戻ってからはすばやかったです・・・。

事もあろうに、Ｓ子に目をつけたのが課長で、それからはＳ子にべったり・・・。
私は嫉妬を感じるより、節操の無い人だ、こんなんでいいのか？なんて思ってたりして、係長は係長でチョイスに目をつけたらしく、しかしＹ係長とＹ子と三人で飲んでいた事もあって中々仲間に加われない様子。

ふとＳ子と課長に目をやると、Ｓ子も笑いながら話しているのを見て、なんだよ満更じゃないんだ、とその時初めてジェラシーを感じました。