恋愛について>現実はこんなもの、やはり男はみんな同じ？

Ｃase 1 （15）
奥様はすごく落ち着いた声で私に言いました。
「あなたあの人のどこが良くて付き合っているの？」
言っている言葉は少々きついんですけど、どこか親しげであり諭すような口ぶりは、こう言う事に慣れているような感じでもありました。
「いえ、・・・・。」
私は何も言えませんでした、と言うより何か圧倒されているようで、電話の向こうの相手に返す言葉も見つけられませんでした。
「あの人と付き合うのはやめた方がいいわよ、あなただけじゃないんだからお付き合いしている女性は・・・。」
それから、奥様は彼のこれまでの所業を教えてくれました。

彼はかなりのプレイボーイだと言う事が分かりました。
がっかりしたと言うか、内心ホッとしたと言うか・・・。
何か元々すごく女の扱いと言うのか、エスコ−トって言うのか、うまい人だなって思ってはいたんですけど・・・。
奥様は彼からしっかり慰謝料を請求すると言っていました、ただそう言う事実を確認したいだけで、別れると言う事をのんでくれれば今回の件は不問にすると言う条件で奥様と約束をしてその日は電話を切りました。

私自身もこれ以上関わると、ろくな事にはならないと思い、奥様に言われるまでもなく、携帯の電話番号を変え、又普段通りの生活に戻るようにしました。
波乱万丈と言えば聞こえが良いですが、この時の思いがトラウマになり携帯電話は夫や友達、知り合いの連絡のみの神器となりましたが、思えば私の夫がすべての始まりの元凶だと思うと、本当にいつか私だけの王子様を見つけ、こんな生活ともおさらばして本当の幸せをみつけたいなと性懲りも無く妄想している今日この頃です。