恋愛について>専業主婦は退屈？携帯電話は現代の神器！

Ｃase1　（9）
心を入れ替えたかのような夫の生活態度に私は少々不安も感じましたが、それなりに充実した生活を送れるようになりました。
しかし人間と言うものは何の刺激もない生活を送り続け、マンネリ化してくるとると、退屈な毎日がたまらなく苦痛になってくるものです。
夫は会社へ毎日出掛けて行きますが、私は誰も居ないアパ−トで家事をやり、お出掛けといえば近所のスーパーへお買い物、後は夫の帰りを待ち続けるのみ。
当たり前と言えば当たり前の事で、一般の平均の主婦と言うものは家庭を守り、働いてもらうように夫の健康を維持する、これが仕事ですよ、３食昼寝付きで最高じゃないですかと、言う人もいるでしょうが、私には耐えられない毎日でした。

今の世の中には非常に便利なものがあって、昔の人はこう言う時はどうしていたのかしらと思えるほど高度な技術が発展して私は本当にいい時代に生まれたのだなと、神様に感謝しつつ、携帯電話の恩恵に与りました。
本当に私も悪い癖だとは思いますが、いわゆる出逢い系サイトにはまってしまったのです。
最初は夫の相談を掲示板に載せて色々な人からの意見を聞いて憂さを晴らす程度でしたが、それでは物足りず、ついついその方面のサイトに繋げてしまったのです。

でも妊娠中と言う事もあり、ほんとに冷やかし程度で覗くだけでした。

出産予定日も刻々と近づいてきて、本当にあわただしくなってきた初夏の風が爽やかに頬に触れ始めた頃には、そんな遊びもいつしか忘れ、期待と不安でその日が来るのを待ち続けていました。